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湘南野菜の生産者をご紹介

杉山農園 杉山政義さん

農業は創意工夫が大切

千葉で生姜を栽培されている方で、自分の先生のような方がいて、その人がよく言っていたんです。「農業は教科書(正解)がないんだから、口で教えたってできやしねー」って。

「自分で創意工夫をしながら、研究することが大切なんだ」ってよく言っていました。毎年天気も違うし、一番大切なことは、自分の畑の性質を理解することだと思っています。

種選びで品質の8割が決まる

生姜の種というのは、自分で種取りをすると土が荒れちゃって、一度種取りをすると7年間くらい生姜が育たなくなるんですよ。だから広い畑を持っている種を専門に作っている生産者がいて、そうした生産者から毎年種を購入しています。

種が悪いと病気も出やすくなったりするんです。過去に一度、病気にかかったことがあって、立ち枯れみたいに枯れてきてしまう病気で菌が原因なので、生姜の栽培の時期である梅雨と重なって雨が降るたびに(湿度が上がって)菌が増殖してしまうんです。その時は、植えた生姜を全て廃棄しなければいけなくて。

それでも葉付き生姜が好きだから

自分自身が生姜を作ることが好きだから。なんていうか、相性が良いのかな。

今年はこういう風に栽培してって自分の中で収穫までの絵を描いて、自分の思う通り出来ることがやっぱり一番楽しいんですよ。利益を出すことももちろん大事だけど、自分が納得できる品物を作ることが生産者として面白さを感じる部分ですね。

人よりも美味しいものをつくる

形や見た目のきれいさも大切だと思うんですけど、やっぱり美味しいものを作っていればお客さんも自分のものを選んでくれると思うんです。

あと4年で70歳になるんだけど、体の続く限りは(農業を)やっていきたいですね。歳を取ると体も少しずつ弱ってくるからね。

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