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湘南野菜の生産者をご紹介

永島農緑 永島太一郎さん

結婚をきっかけに500年以上続く名門農家へ

僕の生まれは茅ヶ崎で、父親はサラリーマンの家庭でした。僕の妻の実家が500年以上続いてると言われる農家なんです。今から約100年前の大正8年には新嘗祭に皇室献上米を献上したというような歴史があります。そんな名門農家に、結婚して僕が嫁いだという感じです。

僕たち夫婦に対しても、今の時代に合わせた新しいやり方で(農業を)やった方がいいよ、と言って頂けるようなご両親ですごくやりやすい部分があります。その一方で、やりたいことをやらせてもらっている分、しっかりと結果は出したいなとも思っていますね。

採りたてのしいたけを食べて感動

結婚が決まった26歳のときに、働きながら農業を学べる講座に通っていたのですが、そこの講座の先生だった方が、千葉県成田市で70名ほどの従業員を抱える大規模な生産法人の代表の方でした。その方に事情を話したところ、そこで研修をさせてもらえることになったのです。

そこで色々な品目を勉強する中で、しいたけの栽培をしながら圃場に本格的なBBQ設備を持って営農を行っているしいたけ農家さんを訪問する機会がありました。そこで、採れたてのしいたけを焼いて食べてみたのですが、それがもうとにかく美味しくて。

新鮮なしいたけの抜群の美味しさを味わってほしい

しいたけだと一番簡単なのは、軸を切って頂いて、オーブンで(オーブンが面倒であればフライパンで構わないのですが)、中弱火で軸の方を上にしてもらって蒸し焼きで食べるのがオススメですね。しいたけが汗をかいてきたら食べ頃です。

お子さん向けには、そこにチーズを乗せてもらったり、調味料を少し加えてもらったりと、いろんなバリエーションで食べて頂くのもオススメです。しいたけは油とも相性が良いので、火を通してバター醤油やオリーブオイルなどで食べて頂いても美味しいですね。

外資系金融機関から年中無休の農家へ

慣れてしまえば全然どおってことないんですけどね。しいたけは特に収穫のタイミングが来るとおいておくことができないので、春、秋の暖かい時期なんかは、1日3回収穫しないといけなくて。その点、キクラゲはしいたけと比べるとまだマシなので、ひと息つけるのは夏場のキクラゲの時期ですね。

一方で、農家としての仕事の楽しさはたくさんありますね。社会科見学などで地元の学校の子ども達がしいたけ狩りにきてくれたりして。収穫したしいたけをその場ですぐに焼いて食べれる設備を作ったので、その場で新鮮なしいたけを食べると、それまでしいたけ嫌いだった子達がしいたけを食べられるようになるんですよ。

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