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湘南野菜の生産者をご紹介

原田 直樹さん

婿養子としてスタートした農業

農業高校を卒業後は、農業資材関連の会社で働いていたのですが、結婚後、こちらのお父さんから畑をやってほしいということでお願いされて、こちらの家を継ぐことになりました。父は昨年亡くなったため、今はお母さんと、妻、息子の家族4人でやっています。

くよくよ悩むよりも、次のことを考える

注意しなければいけないのは、やはり病害虫ですね。病気の場合はそれほどでもないのですが、虫の場合は、早いうちに対処しないとキャベツの中に害虫が入ってしまい、いくら防除の薬をまいても効かなくなってしまいます。

9月にキャベツを植えて、10月末から11月に入るくらいが大変な時期ですね。今年はその時期に雨が多かったので、防虫が完璧にできず、虫にやられて廃棄したものがたくさんありました。私の場合は、ダメだったら次っていう風に切り替えるタイプなので。考えてくよくよしていてもしょうがないですからね。

毎年、毎年が同じじゃない。それが農業のおもしろさ

冬はキャベツをメインで作っていますが、夏はスイカをやっています。今は姫まくらという、従来の小玉スイカに比べて果肉がしまり、大玉並みの強いシャリ感と高い糖度で人気のスイカを作っています。

例えば、音を聞いて良いか悪いかは分かったりすることもありますし、自分の畑でつくっているものだったらまだ、今日のものは良いとかわるいとか言えたりするのですが、別の生産者さんがつくったものだったりすると、甘いかどうかまでを判断するのはすごく難しいですね。

その場、その場で臨機応変に

個人的には、その日の状況を見ながら、柔軟にその場、その場で決めていくことが自分のポリシーかなと思っています。例えば週間天気予報が、何日が雨という感じだと、本当はこれをやっとこうと思っていたけど、ここで雨が降るなら、逆にこっちを先にやって順番を入れ替えるなど、どう回していった方が上手く作業がはかどるかというのを、それまでの経験と照らし合わせながら、一瞬、一瞬で決めていくことを重視していますね。

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