葛藤を乗り越えゼロからのスタート

僕はタネを薄く蒔いて通気を良くし、病害虫を薬で叩くのではなくて、そもそもそうした病気にならないような栽培方法の方が消費者にとっても、農家自身にとっても理にかなっているように思えてしまって。そうした親と僕の考え方の違いが少しずつ大きくなっていって、当時は自分の中でもかなりの葛藤がありました。
人を育てる組織づくり

農家って、どうしてもそこ(人の育成)を省いてしまうことが多くて、そこに今の農業の限界があるのではないかと個人的には思っています。意外と農家さんの中には、自分しかできない、自分がやると早いって人が多いんですけど、それは自分の時間を全て殺している訳でもあり、組織としてやっていくには上手くいかないことがほとんどなんですよ。
農家として身を以て経験した農薬の影響

薬を使うとお酒が飲めなくなるんですよ(笑)農薬って一番影響を受けるのは実は生産者で、農薬を散布した後にお酒を飲んだりすると、農薬に含まれる成分が体を回っちゃって体調が悪くなるんです。
信用を守り続ける品質の高い農産物を

自分でつくると、自分で食べても美味しいし、ありきたりになってしまいますが、やっぱり買ってもらったお客さんに美味しいって言ってもらえることに尽きますね。うちの場合、収穫が始まると近所の人が直接野菜を買いにくる人もいますからね。減農薬でやっているのを近所の人が一番知っていますからね。