表示させたい文章 カテゴリー 湘南野菜の生産者をご紹介 落合 克幸さん 楽しいからこそ農業を続けられる 自分が満足いったものができてるかなっていったら全然だし、もっとできるんじゃないかなと思う。年々、作り方も技術も進歩してるし、それにもおいつかなきゃいけないんだけど、それもどんどん先に進むでしょ。だからとにかく終わりがない。でも、終わりがないっていうのが楽しいんじゃないかな。楽しいからこそこうやって農業を続けてこれてるんだと思うんです。 家族との時間も大切にする良きお父さん やっぱり理想としては会社みたいにはしたいですね。農家っていうと、きつい、厳しい、休みがないっていう3Kのイメージがあるけど、ローテーションでパートさんも入れて、家族だけが苦しむんじゃない農業を展開していきたい。プラス、パートさん休み取りたい時にはしっかりとれるという形で。そういうのをしっかりやるには組織化っていうのを考えていかないといけないと思うし、逆にそうしないとこれからはきつくなってくるんじゃないかなって思う。だから今そういうところも勉強してる最中です。 消費者の方に認めてもらうために 「お宅の(トマトを)食べたら他のは食べられない。」っていう一言です。一番の誉め言葉だよね。でもまた次の年もそのお客さんが来てくれるわけよ。今度はその時に何言われるか怖いよね。もしまずくなったっていわれたらどうしようとか考えちゃうので。だからこっちも手を抜けない。お客さんの声って、嬉しいことも厳しいことも言ってくれるじゃないですか。だから一番大事なことだと思います。 トマトの本当のおいしさを引き出したい 独特のトマト匂いって言い方もあるじゃないですか。糖度が10度をこえるとそれがなくなって、ただ甘いだけのトマトになってしまって面白くなくなっちゃうんですよ。もちろん、甘いトマトがお好きな方もいらっしゃるので、甘いトマト自体が悪いというわけではないけど、僕はトマト独特の匂いがあるトマトを目指して育てているので。甘さとトマトの匂いのバランスとしては、僕の中では糖度が8から9の間で止まっいてくれた方が、トマトとしての甘みがあっておいしいかなって思います。 ← 北村 義博さん → 旬の湘南野菜 (令和2年9月10日)