「自分の作物の価値を知ってほしい」ゼロからのスタート

実際、自分のつくる果物は、世間一般の相場よりはかなり高い価格だとは思うのですが、それでもお客さんが自分の作る果物の味や価値を認めてくださって、ついてきてくれていることはうれしい限りです。
何も知らなかったことが逆に強みになった

ゼロからスタートするということは、ある意味自分の考える通りに自由にできるので、このスタイルが僕に合っていたのだと思います。
お客さんや地域とのつながりの大切さ

また、地域の方々と広く知り合いになることで、営農自体もやりやすくなったりするんですよ。畑をやる中でご近所とのトラブルも少なからず起きることがたまにあるのですが、そういうときでも日頃から地域としっかりとコミュニケーションをとっておくことで、お互いの誤解が少なく、円滑な営農に繋がります。
農業は「日常」

僕なんかは昔から親に「農家は儲からないし、大変な仕事」って言われていて、それなのに「跡は継いでくれ」とも言われていたんですよ。それってすごく矛盾してるんじゃないかなって(笑)。だからそういう思いを子ども達にはさせたくないなっていうこともありますね。