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湘南野菜の生産者をご紹介

亀井農園 亀井正明さん

江戸時代から二十代続く農業一家

小さい頃は意識していなかったのですが、歴史の授業が始まったくらいから、20代って相当昔から続いていることになるので、うちはそういう歴史ある家なんだなと思うようになって。

生活自体も農業がもう日常の中にあったので、こういう家系で長男として生まれてきたからには、家業を引き継ぐのは必然なんだろうなと、特に強く意識することもなく考えていましたね。

栽培に対する投資は惜しまない

3月にかけるビニール一つをとっても、他の生産者さんだと、価格が安い薄いビニールを使用することが多いんですよ。野菜も人間と一緒で、寒い冬に薄っぺらい布団で寝たら身体がこわばるじゃないですか。

うちはちょっと高いのですが、冬の寒さに備えて厚めのビニールをかけてあげているんですよ。人間も温かい布団でぬくぬくと寝れたら、気持ちが良いじゃないですか。そういう感覚で、まずは何より、植物第一に考えるところは他の生産者さんとは違っているように思います。

家族全員で一緒に食べる食事を大切に

朝食や昼食に関しては、その日の段取りをみんなで打ち合わせしますね。僕の中のポリシーで、夕食の時だけは仕事(農業)の話はしたくないんですよ。

でも、やっぱりおじいちゃんは農業の話が好きなので。ほおっておくと、一人でべらべらと喋って挙句の果てに、みんなに、「聞いてんのかよ!」って飛び火がくるので(笑)。

次世代が進んで継ぎたくなるような農業を

今後はやっぱり時代の変化を捉えた組織としての新しい農業をつくっていきたいという想いがあります。農業の担い手が減ってくる中で、藤沢市(自治体)などとも一緒に取り組みながら、地域を盛り上げるような農業をやっていきたいですね。

働く人も、会社で働く人たちと同じように休みや十分な所得を得られるような、そんな農業をまだざっくりとですが考えています。

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